(しんちゃんのnoteから)
こないだの森のようちえんのいち場面からの気づきのお話。
初参加の兄弟。自然の中で自由に遊ぶのもほとんど初めての様子。
どんどん楽しくなって、生き生きと遊びだしたところで、こんなことが。
“おっきい石をえい!”
— しおり@森のようちえん (@_irororo) June 10, 2018
どこまで見守るか、、迷った。
2人なら量はしれてるし
ある程度したら満足するかな?とも思った
けど、田んぼのおじちゃん困るかな…
もっとたくさんの子が同じことやったら…
やっちゃいけないことでもなくて
なんとなくちょっと気を使うこと
どう伝えよう〜
そもそも伝える? pic.twitter.com/oZdJr0qXLC
活動後、スタッフのしおたんが、こんなもやもやをツイートしてた。
実際、僕もおんなじようにもやもやした場面だったので、ちょっと考えてみる。
何がもやもやするんだろう・・・
このもやもやの正体は何?って考えてみる。
僕の場合はこんな要素があるかな。
・こどもの「楽しい!」「やりたい!」って気持ちを大事にしたい
・溝に石をたくさん投げると、詰まって、農家さんに迷惑がかかるなぁ
・だけど、やってることを禁止だけしても意味ないよな…
・とりあえずどこまでやるか見てみてもいいかもしれない
「うーん、どうやって関わろうか…」と考えている間に、次々投げ入れられていく石たち笑
こどもに伝えたいことってなんだろう?
上のもやもやを整理すると、
・こどものやりたいことをやらせてあげたい
・農家さんが育てているものを大事にしたい
という2つの自分の想いが見えてくる。
目の前のこどもの姿に、自分の中で2つの想いがせめぎ合ってるから、もやもやするんだ。どちらの方が大事とか、こっちだけ伝わればOKとかそういう話ではない。どっちも大事で、どっちも伝えたいから、もやもやする。
じゃあ、どうやって伝えよう?
やっぱり体験するのが一番だと思う。
具体的にどんな活動内容をしていくといいだろう?
例えば…
・川の流れに沿って、田んぼまで散歩してみる
→水路から田んぼに水が入っていくことを知る
・自由に遊べる川で、石で水をせきとめて遊んでみる
→石をたくさん積むと水がたまる体験
・農家さんの作業を見たり、お話したりする
→農家さんが大事に育てているものを一緒に大事にする
これが正解ってわけじゃないけど、こういう機会をつくってみることはできる。
大人は、すでにいろんなことを知っていて、ものごとの関係性も理解している。でも、こどもはまだまだ経験が少ない。話だけ聞いても、そのまま理解につながるわけではない。(それは大人だってそうかもしれないよね。)
その場しのぎに禁止だけしても、「大人に怒られるからやらない」という思考と行動につながるだけだ。
森のようちえんでは、ちゃんと「そもそも」のところを体験させてあげたいなーと改めて想う出来事になった。
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